コドモの価値

今日はちょっと怖いお話を。


母と二人でTUTAYAへ行ったとき、ちょうどラジオでライブドアのニュースが流れていた
「株主さん達は今ごろ大変だろうね」
「投資した分も返ってこないんじゃない?」
「可哀想だよねぇ」
「可哀想って言えばどっかの大学の生徒が小学生殺しちゃった事件あったでしょ」
「うん」
「あのお母さんも可哀想だと思わない?」
「まぁまだ小学生の愛娘死んじゃったんだもんね」

「ちがうわよ、犯人のお母さんよ」

「・・・・・へ?」
「せっかくお金かけて育ててきた息子が犯罪者になっちゃったのよ?私だったら子ども殺してやりたくなるわ」
「・・特に最近は塾だとか習い事だとか子どもにお金をかける傾向にあるしね。将来台無しになったら報われないよね。」
そういいながら僕はこの母の言葉に何かひっかかるものを感じた。
お金をかけて、それが台無しになった。
それはライブドア株にも言えることではないか。
「金欲」によって株を買う
「愛情」によって子どもを育てる
もし本当に我が子の犯罪に対して殺意を抱くとするなら、それはただ損得感情に基づいた判断ではないか?
どこかのCMでお金に愛情を注ぐことはできるといっていたが
その愛情は人に伝わるのか?
僕はまだお金に愛を感じたことはないのでわからない


TUTAYAについて車から降りるとき、ドアを閉めながら「俺が犯罪者になったら、お母さんに殺してもらうよ。」と言った。
冗談なんかじゃなく、それがそのときの正直な僕の気持ちだった。

母は何も答えなかった



ちょっと小説っぽくしてみました。駄文でスイマセン
本もあんまりよまないようなやつが書いたもんです。
さらっと流してくれると助かります